練習日記114 脱力を理解
今日のバンドの練習でおかしなことに気づいた。
発表する13曲位を、休憩を挟んで前半・後半と合奏するのですが、
前半の3曲くらいは高い音も良く鳴って調子が良いんだけど、
ある時を境にさっき鳴っていた高い音が急に鳴らなくなる。
なんで?唇がバテたわけでもないのに、いきなり高音が出なくなる。
結局、前半合奏の後の方の曲はボロボロ。納得がいかないこの気持ちを、
まだまだ練習不足なんだと思い込んで後半の合奏が始まる。
そこで一つ気づいた。急に調子が悪くなったのは楽譜の中でも比較的高い音が
出てくる曲あたりだった気がする。力んで高音を出そうとしたから、
調子が悪くなったんじゃないかと。
確か家でのPPのロングトーンや練習ではまあまあ鳴っていたから、
力みが原因ならいつものようにPPで音を出すつもりで音を出してみようと実行した。
するとなんと、前半3曲くらいの調子の良さで鳴るではないか!!
試しにいつも飛ばしている、ハイ レに挑んでみる。なんと当たった!!
この辺で理解した。力むと高い音が鳴らない。なぜかというと、柔軟に振動すべき唇が、
力む事によって有効な振動が妨げられてしまうのである。
基本的に唇を含む全身はリラックスすること。力んで良いのは息の圧力を発生させる部位のみ。
すなわち肺なのです。その事を意識して演奏した今日の練習後は、いつにない肺の疲労を感じました。
脱力の意味を分かったつもりでいましたが、ここに来てようやく本当の脱力の意味を知りました。
この事を身をもって知ったのはとてもラッキーでした。
また更なる進化を目指して明日から練習に励もうと思います♪